本当に、本当に、お久しぶりです。
三年ぶりのO'gami-Newsを発行します。

この三年、色々なことがありました。
色々とあったおかげで、落ち着いて後ろを
振り返る時間が取れなかったのですが、
無事に日本で社会人に復帰できましたので、
そろそろ今までの総括をするべきだろうと思い、
筆を進めます。宜しければ、お付き合いください。

今回は、以下のような内容でお送りしようと
考えています。項目を抜き出しただけで、
書く前からボリューム感に泣きそうですが、
なんとか頑張ってみます。
 ・協力隊所属先での活動
 ・IT隊員たちとの連携
 ・一村一品運動
 ・エチオピアでの生活
 ・国内/国外旅行
 ・TOP Linuxの開発
 ・Campus Mateの活動
 ・現在の生活
 ・今後の展望
 ・今年の目標


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<協力隊所属先での活動>
2007年1月から2009年1月までの二年間、
エチオピアのバハルダールという地方都市の
国立大学で、IT技術職で仕事に取り組みました。

もともとエチオピアという国の歴史と文化に
興味があったこと、英語が公用語の国であり
語学力の向上が見込めること、国立大学のシステムが
扱えるということで当初はIT技術の維持も図れると
思ったこと、IT技術者は世界と伍して戦えるべきであり
今後の主戦場となる途上国で経験を積みたいと
思ったこと、海外の日本人のいない環境で業務を
遂行した経験を持ちたかったこと、これらが私が
協力隊員を志望した理由だったわけですが、
現実はそう簡単にモノが運ぶものではありませんでした。

中央集権的な社会であるエチオピアで、
しかも国立大学のシステムを、簡単に触らせては
貰えなかったのです。更に、同僚たちはより良い給料を
得ようとするため、転職や進学を理由にどんどん大学を
去っていきます。協力体制を作ることが難しければ、
引継ぎのドキュメントすら残らない。
これが異文化かと思いつつも、当初は満足な仕事を
行うことができず、途方に暮れました。

とはいえ、ここで挫けては、エチオピアで二年間を
過ごすという選択をした意味がありません。
自分のできることは何なのか考え直し、
小さな仕事でも一つ一つ積み上げていこうと
方針変更をしました。

現場スタッフのPCメンテナンスを行う、
ヘルプデスクやトラブルシューターとして動く、
そこで得られたノウハウをドキュメントにして
将来のITスタッフのために残す、
頻繁に使用するソフトウエアをまとめて
学内にライブラリを作る…。そうこうするうちに、
ファイルサーバの選定支援や公式ホームページの
構築支援といった、大き目の仕事にも
係われるようになりました。

更に、現場に密着することで、エチオピアの、
ひいては途上国全般に共通するIT活用の障害が
明らかになってきました。一つは違法コピーの問題、
もう一つはコンピュータウイルスの蔓延です。

エチオピアは、かつて世界第二の最貧国と称された
ことから分かるように、資源や産業に恵まれず、
経済的には非常に辛い状況の国です。
となると、正価のソフトウエアを購入できるのは
一部の特権階級のみとなり、殆どの場所で
海賊版のソフトウエアが利用されています。
(WindowsとOfficeの組み合わせは約400US$ですが、
これはエチオピア人の平均年収より高いです。
一般都市住民の給与でも三か月分に相当するでしょう。)

そして、海賊版ソフトウエアを利用するため、
またインターネット接続料が高いという理由から、
セキュリティアップデートを行うことが不可能です。
これにより、ウイルスの感染は爆発的に広がります。
(蛇足ながら、通信会社が国営のもの一つしかなく
インフラも貧弱だったので、仮にネットに繋げても、
多量のデータのダウンロードを必要とする
セキュリティアップデートを成功させることは、
正規のソフトウエアを使っていても困難でした。)

振り返ってみると、私と同僚が費やす時間の九割弱は、
これらの問題に起因するトラブルを解消するための
仕事に充てられていることも分かってきました。
この状況を改善しない限り、本来の仕事である
戦略的にITを活用するための取り組みに
注力することは難しいでしょう。

そう思った私は、日々の業務に取り組みながら、
これらの問題を解決するための切り札を
開発することを最大の目標とすることにしました。
その成果がTOP Linuxなのですが、
これについては後でじっくりと説明します。


<IT隊員たちとの連携>
協力隊所属先での活動以外にも、
エチオピアでは様々な活動を行ってきました。
その一つが、他のIT隊員たちと協力して進めた
複数のプロジェクトです。

例えばITセミナー。これは、エチオピアの
IT教育のカリキュラムが理論に偏っていて、
授業を受けてもパソコンを活用できる
学生が非常に現れにくいといった問題意識を
抱えた隊員たちが、実践的なパソコンの使い方を
知ってもらうために始めた取り組みです。

各隊員の学校に多くのIT隊員が訪れ、
学生たちに操作のデモンストレーションを
行いながら、実際の現場で使われるであろう
知識や技術を伝えられるように努力しました。

また、国の垣根を超えた、
IT広域研修というイベントも開催されました。
アフリカ東部で活動するIT隊員と関係者が集まって
途上国におけるITの課題と対策を話し合い、
今後のアクションプランを具体的に設定しました。
私の開発したTOP Linuxは、このアクションプランに
則った成果物でもあります。

JOCV Libraryの存在も忘れてはなりません。
これは、二年という限られた時間で活動を
終えることになる隊員たちが、その成果を後任や
関係者に容易に引き継げるようにするために
作られた仕組みです。下のリンクをクリックで
簡単に中身を確認できますので、興味があれば
是非内容を確認してみてください。
http://sites.google.com/site/jocvlib/


<一村一品運動>
ITの活動だけでなく、いわゆる協力隊らしいことも
行ってきました。青ナイルの源流、タナ湖畔の街
バハルダールが私の任地でしたが、常春の気候に
開放的な街並み、湖のせせらぎに勇大な瀑布、
失われたアークを鎮めていたという原始キリスト教の
古刹の数々と文化の香り…様々な要素が私にとって
心地良く、何か地域にも貢献したいと思ったのです。

その結果、漁港の人たちと協力し、
地元の焼酎と香辛料に漬け込んだフィッシュ
ジャーキーの開発にまで漕ぎ着けました。

更に、この話を聞き付けた専門家の方の
力添えもあり、日本発の一村一品運動の
実践例として、国家主催の農業祭に出展する
ところまで歩を進めることができました。

しかし、石油価格の高騰と漁獲量の減少
(異常気象や都市化の進展による水質の変化が
原因ではないかと言われています)により
漁協が操業を止めてしまい、最終的には
ビジネスを軌道に乗せる前にプロジェクトを
断念せざるを得ませんでした。

このことは、今でも僕の中で痛恨の出来事として
胸に刻まれています。出展に間に合わせるために
夜なべをしてまで商品を作り上げた仲間たちの
期待を考えると、非常に申し訳ない気持ちになるのです。

彼らは今、タクシーの運転手などに転職し、
何とか生計を保とうと必死になっていると
人伝えに聞きました。彼らの生活を向上させるための
知恵と汗を違う形で再度搾り出すことが、
エチオピアから僕に残された宿題だと考えています。


<エチオピアでの生活>
正直なところ、エチオピアでの生活は
日本での生活とあまり変わりませんでした。
頻繁な停電はあったとはいえ、
任地のバハルダールはインフラが整っていましたし
治安も良く、用意していた無停電装置と
発電機を駆使してパソコンに没頭していました。

食事に関しても、社会主義時代に北朝鮮が
残していったジャポニカ米を容易に購入できたり、
イタリアや中国から入ってくる調味料が手に入ったので、
自炊すれば一通りのものが作れました。

自炊が苦手な隊員や村落部に派遣された隊員は
苦労していたようですが、僕に関して言えば、
コーヒーや紅茶や甘味を出してくれる喫茶店が
街中至るところにあり、それなりの食事を
出してくれるお店も結構な数あったので、
少なくとも実家の佐賀に住んでいるときよりも
便利な生活をしていたような気がします。

何より、平地で車も少なかったので、
自転車で街を走り回れるのが気持ち良かった!
日本に帰ってきて運動不足になっている現状を鑑みるに、
一度腸チフスという大病は患ったものの、
総合的にはエチオピアにいたときの方が
健康的な生活を送れていたような気がします。
(病院は信用できないので、
事故にだけは遭わないよう注意する必要があります。)

あとは人についてですが、ボランティアという
ふわふわとした立場で仕事を進めていた都合で
職場の人間関係は若干難しい部分があったものの、
他は特に問題なく仲良くなれたと思います。

最初は外国人ということで「チャイナ」やら
「マネー」やらという野卑な言葉が飛んでくることも
あったのですが、現地語が多少話せるようになって
街の生活に慣れてくると違和感無く会話ができるし、
エチオピアの人たちは基本的に大人しい性格のようで、
お互いに自分のペースを守っての意思疎通が
容易に可能だったので、とてもやり易かったです。
(逆に、ポリティカルな話などのタブーに触れると
怖そうな雰囲気でしたが、そこは突かなければ良いので。)

今でも、仲良くなった友人とはメールやTwitterで
連絡が続いていて、ITに関しては何らかの形で
エチオピアに貢献することができそうな雰囲気です。
エチオピアにいた二年間限定ではなく、
前向きな関係が続けられるというのは嬉しいですね。


<国内/国外旅行>
大学の長期休暇期間には、何度か旅行に行きました。
エチオピア国内ではラリベラに、国外ではグレート
ヴィクトリアフォールとキリマンジャロとザンジバルに
足を運びました。どれも非常に良い思い出になりました。

ラリベラはエチオピア正教の聖地で、
山の岩肌を繰り抜いて作られた岩窟教会と
今に生きる宗教儀礼の荘厳さが有名なところです。

標高4000m弱の山頂にある教会から下界を
見下ろしたときの風景や、数千年の歴史を持った
エチオピア帝国の財宝を目の前にしたときには、
時代をタイムスリップしたような感覚になりました。

グレートヴィクトリアフォールは、
ザンビアとジンバブエの国境を流れるザンベジ川が
数キロメートルに渡って落下する大瀑布で、
その勢いは滝の上にまで水飛沫が上がるほどの
猛烈さです。圧倒的な自然の力の前に、
ヒトの小ささを見せ付けられた思いでした。

キリマンジャロはアフリカ最高峰の山であり、
その周辺にはサファリやコーヒー畑、
マサイ族の居住地などが広がっています。

様々な野生動物を見られたことと同時に、
狩猟と放牧を生業とするマサイの人々が、
いわゆる日本人がイメージする姿そのままで
英語とケータイを使いこなしながら
自然の中で暮らしている姿には衝撃を受けました。
これこそ、本当のLOHASではないかと思いました。

ザンジバルは、中世に貿易拠点として栄えた
小さな島国です。遠浅の白い砂浜と澄んだ海に
心を洗われ、往時の面影を残す建造物の数々に
文化の香りを感じました。

新しい世界に触れると、合わせて自分の内面も
開拓されるような気がします。社会の中堅たる
30代に差し掛かる前に多くのものを見れたことは、
もしかすると今後の人生に大きなインパクトを
与えるきっかけになるのかもしれません。


<TOP Linuxの開発>
さて、もう一度協力隊での活動にフォーカスした
話題に戻ります。私の二年余の努力の成果である
TOP Linuxについてです。TOP Linuxは途上国における
違法コピーの問題とコンピュータウイルスの蔓延を
駆逐するために作られた基本システムで、
次のような特徴を持っています。

1. WindowsではなくLinuxである
Windowsは有料のソフトウエアであり、
更にコンピュータウイルスに感染し易いという
弱点を持っています。そこで、無料かつ
コンピュータウイルスに感染しにくい
Linuxというソフトウエアをベースに
基本システムを組み上げていきました。

2. 操作性をWindowsに近づけた
操作がWindowsに比べて難しいという
Linuxの欠点を補うため、見映えや操作方法を
可能な限りWindowsに似せるようにしました。

3. 簡単に起動できる
基本システムはパソコンにインストールしないと
使えないことが普通ですが、TOP Linuxは
インストールの必要がありません。
CDの読み込みと同時に機能が使えるようになります。
このため、Windowsとの併用も容易です。

4. 必要十分な機能が準備されている
TOP Linuxの中には、ワープロソフトや表計算ソフト、
PDFビューアや音声&動画再生プレーヤ、
アンチウイルスなどが最初から含まれています。
他のソフトウエアをインストールしなくても、
大抵の用途はこなせるはずです。

5. 全世界対応である
TOP Linuxのメイン言語は英語なのですが、
表示と入力に関しては殆ど全ての言語に対応しています。
日本語、アムハラ語(エチオピアの公用語)、
中国語、アラビア語、タイ語、ロシア語…。
世界中のどこで使っても、文字の読み書きで
トラブルが起こることは殆ど無いと思います。

これらの特徴を活かすことができれば、
途上国でもIT活用が身近なものになるでしょう。
実際に、他の協力隊員とその関係者には
好評を得ており、自分の着目点は間違って
いなかったと手応えを感じています。
(なお、他にも細かい特徴はいくつかあるのですが、
その説明は添付の資料の方をご覧ください。)

…正直なところ、ITの世界に飛び込んで
十年ほど経つとはいえ、こういったLinuxの開発という
分野に関しては全くの素人だったのですが、
必要に迫られてコツコツと知識を積み上げていけば、
それなりに形になるものなのですね。
この経験は、自分にとって宝物になりそうです。


<Campus Mateの活動>
私には、二年間の協力隊活動を単なる思い出にせず、
継続的に自分の人生に活かしていきたいという
想いがあります。そこで、友人たちと協力して、
Campus MateというNPO法人を日本に立ち上げました。
http://www.c-mate.org/

この法人では、ICT4D(Information and Communication
Technology for Development・ICTによる社会開発)と
ICT4E(Information and Communication Technology
for Education・ICTによる教育)の振興を目的とした
以下のようなプロジェクトを進めています。

1. 中古ノートパソコンの再生と途上国への寄付
二昔前のノートパソコンでも、TOP Linuxを用いると
快調に動作します。そこで、中古のノートパソコンを
TOP Linuxで再生し、海外に派遣される前の
青年海外協力隊員やNGOの職員に貸与します。
貸与されたパソコンは、派遣された国の然るべき
個人や法人に寄付されることが求められます。
(直接途上国に寄付を行おうとすると、
貿易上の手続きや送料が問題となるため、
間接的に寄付を行います。)

2. Kiva Linuxの開発とマイクロファイナンスの普及
TOP Linuxの中に、途上国向けP2Pマイクロファイナンスの
仕組みであるKivaの機能を盛り込んだ基本システムを作成し、
青年海外協力隊員やNGOの職員、バックパッカー経由で
途上国のターゲットに融資の機会を届けます。
P2P金融およびマイクロファイナンスの詳細については、
以下のリンクを参照してください。
http://markezine.jp/article/detail/5223
http://ja.wikipedia.org/wiki/マイクロファイナンス
http://kivajapan.jp/?page=Bureau&action=about_kiva

3. ICT4D/ICT4E関連の論文の収集
日本では知名度の高いとは言えないICT4D/ICT4Eを
振興するため、その研究成果の整理・収集・周知を
図ろうとしています。既に広報のためのホームページは
完成しており、そこに掲載されたドキュメントは
Google Scholarという論文検索システムで紹介されます。
http://edu-ict4d.com/
http://scholar.google.co.jp/
(ICT4Dで日本語のページを検索してみてください)

もし興味を覚えたプロジェクトがありましたら、
せひ連絡をお願いします。一緒に力を合わせることで、
もっと大きな展開を実現できるかもしれません。


<現在の生活>
そんなこんなで、これまでエチオピアに行ってから
日本に戻るまでの話をさせてもらったので、
次は日本に戻ってからの話をしようと思います。

TOP Linuxの開発力を認めて貰えたのか
再就職はすんなりと決まり、以前と同じような
システムエンジニアが今の生業となっています。
(多次元データベース技術を核とした、
情報系システムの構築という分野まで同じです。)

例によって一日の拘束時間は長めですが、
土日はきちんと休めますし、業務内容や待遇にも
満足しているので、充実した社会人生活を
送れているような気がします。

とはいえ、これを双六の上がりにするつもりは
さらさらありません。ITと英語に関しては更なる
資格武装を進めるべきでしょうし、
これからはリーダーとしての働き方を
できるようにならないとマズイと自覚しています。
実力の裏打ちとなる教養も深めたいところです。

となると、いつものことですが時間が足りません。
そこで、通勤時間の圧縮と趣味の美食を兼ねて、
銀座の近く(日本橋)にマンションを借りました。
場所的に色々と動き易くもなったと思うので、
何か面白そうなイベントありましたら、
ぜひ誘っていただけると嬉しいです。


<今後の展望>
いきなり抽象的な話になりますが、
私が将来的に達成したいのは以下のようなことです。
 ・世界レベルで戦える人間になる
 ・新しい価値を実現する(改善ではなく創造)
 ・時を超える(1000年朽ちないモノを具象する)

まず、世界レベルで戦える人間になるというのは、
日本という幸せな国家のバリアに守られないと
生きていけない状態から脱却するということです。
日本語のバリア、高度成長時代の遺産のバリア、
素晴らしい国民性などのバリアは、
残念ながら今まさに失われようとしています。
少なくとも私たちより下の世代は、
バリア無しでも戦えるようにならなくては、
大事なものを失っても文句を言えないでしょう。

次に、新しい価値を実現するというのは、
時代の変化を加速させる仕組みを生み出すことと
言い換えても良いでしょう。過去のものを受け継ぐこと、
それを進化させることが必要なのは間違いありません。
しかし、それだけでは閉塞感が蔓延した世界の空気を
打破することはできません。変化の熱気こそが、
その役目を果たすものなのだと思います。
守成の才能は私には無さそうなので、
破壊と創造の方を上手く担当できれば有り難いです。

最後に、時を超えるというのは、
もはや説明になっていないかもしれませんが、
異端者として真理を炙り出したいということです。
具体例は挙げませんが、著名な宗教家の多くは
既存の秩序と対立することによって自らを精錬し、
洗練された思想を後世に残しています。
それがビジネスに拠るものになるのか、
研究に拠るものになるのか、社会闘争に拠るものに
なるのかは全く分かりませんが、極めて大き過ぎる
目標に対しても向こう見ずであろうと思います。

これらを念頭に置いたうえで
近い将来のマイルストーンを考えてみると、
現状では圧倒的に足りていないパワーを
何らかの形で補わなくては駄目そうです。
ということで、今年の目標に続きます。


<今年の目標>
私が最近好きな言葉に、「人は一日や一週間で
達成できることを過大評価するが、三年や十年で
達成できることを過小評価する」というものがあります。
今年も一歩一歩前に進んで、馬鹿みたいな妄想を
現実にできるように頑張りたいと思います。

そこで今年の目標ですが、以下の三つにします。
 ・Kiva Linuxプロジェクトを有名にする
 ・資格武装(データベースと英語)
 ・International MBAの受講

Kiva Linuxプロジェクトについては
Campus Mateの活動の項で説明しましたが、
これは何としても成功させたいです。
世の中を良くできる試みであると考えているし、
個人的にも先進的なICT4Dの実績として
誇れるものがあると今後に繋がるはずですから。

資格武装は例年言っていることですが、
後は国家資格のデータベースエンジニアと
ベンダー資格のOracle Master Goldが取れれば
ITで就職に困ることはないレベルまで
行けると思うので、今年中に形にしたいです。

来るべきイギリス留学(ICT4Dの修士課程に挑戦して
レベルの高い仲間と切磋琢磨したい)に備えて
英語の資格も完成させておきたいところですが、
これに関しては若干限界を感じています。
現状の語学力でも簡単なコミュニケーションには
困らないもので、成長が止まってしまったのです。

そんなわけで、自分を厳しい環境に追い込むため、
International MBAの受講を予定しています。
経営に関するケーススタディが三時間ぶっ続けで
英語で行われる環境に身を置けば、
さすがに踊り場を越えられるでしょう。
経営学もきちんと勉強したかったことですしね。

さあ、文字にして表明することで後には
退けなくなりました。30代の初めとなる今年は
特に勝負の年だと思うので、アクセルをベタ踏みで
攻め続ける気持ちを大切にします。


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長々と書いてきましたが、
これでO'gami-News第16号はお仕舞いです。
(第15号は福岡での帰国パーティの告知だったので、
遠隔地の方には届いていない可能性もあります。)

長過ぎると苦情が出た第14号を超える、
Wordで15ページに届くボリュームになった今回ですが、
それでも最後まで読んでいただき有難うございました。

さすがに次の号は季刊ペースを守れると思うし、
短めの内容にもなるかと思います。
むしろ、書くネタを集められるかの方が
心配になっていますが、ネタが集まらないというのは
私にとって人生がつまらないとイコールなので、
それだけは避けられるようにしたいところです…。

では、またの機会に!
(今後ともご指導ご鞭撻を宜しくお願いします!)